ものおもいのほほん

ゆるゆるとおもいのまま

爺さんになるっていやだなと思う時

珍しく腹痛に苦しむ『憩室炎』って知ってる?

ここ2週間ほど前から仕事が終わった後の疲労感が半端ないことを感じている。

コロナで通っていたスポーツジムは3月から休会届を出していて明らかに

体力不足を感じられる。しかし7月1日から復帰できるので気合を入れて

位置から鍛え直そう!持久力を復活させるぞ!という構えだった。

それにしても家に帰って夕飯を食べた後はリクライニングチェアの背もたれを倒したとたんに猛烈な眠気が襲ってくる。その状態で本を読んでもテレビを見ても朦朧とした状態では意味がないため早々に風呂に入って寝てしまう。

そんな7月1日の朝、3日前あたりから腹の調子が少し悪かったのだがいつものように2日もすれば治るだろうと思っていたら昨日は朝から腹が痛い、トイレに行って出すものを出せばおさまるだろうと思っていたがどうもそんな類の腹痛ではないな

こりゃやばいかも』と感じたが、逆境に向かって頑張ってしまう気性もあってなんだかんだと1日仕事をしてしまう。なんて悲しい性だろうか。

仕事も終了して腹痛も絶好調で意識は朦朧で変な汗が出ている中、必死で帰宅途中の病院へ行く。受付すました後1時間ほど待たされた、なんか熱があるようでとてもしんどく待たされている間横になっていたかったが待合室の椅子は一人一人座れるように左右に木製のひじ掛けがきっちり取り付けてあり横になるなんてとてもできないのである。これもつらかった。

ようやく診察室から明るく遠くまで聞こえるよく通る声で看護師さんに呼ばれた。

まずはお熱測りますね💛』とメイド喫茶の従業員の様な声で微笑みながら最近コロナでよく見かけるおでこに向けるだけで体温が図れる非接触式体温計でピッっと測って何も言わずのこの先へどうぞってな感じで奥に進むよう促される。すれ違う際に一瞬体温計の数値が目に入った。

36.5度と出ている。内心『な訳ないだろ!こんなに熱あるの感じるのに』と思いつつ反論する気力もなくどうぞの先の丸椅子に力なく座る。

『今日はどうされました?』と40代前半のダンディーな担当医の先生、腕には、お父さんの形見なの?ってくらいの年季の入ったBURUGARIの腕時計が鈍く光っている。あぁその時計仕事用なのね、患者さんからのイメージが悪くなるからビガビガのROLEXは更衣室のロッカーにしまってあるのかな?などと苦痛に耐えるので精いっぱいの患者にはそんなことを考えている余裕もやはりなく、とにかくこの状況を何とかしてほしいので『今日はどうされました?』の質問に対しては素直に『おなかが痛いんですぅ!』と懇願するところから話を始める私だったのである。

採血をしてCT検査をしてから再び先生の診断。

『憩室炎ですね。』と言われてももちろんピンとこない。

どうも腸の表面に小さな袋上のものが加齢とともにいくつもできてくるそうで、その小さな袋のことを憩室と呼ぶんだそうな。そこが何かのきっかけで炎症を起こすようである。血液検査の結果もWBC(白血球)の数値が基準値5000〜8000/μLに対して13870/μL

CRP(C反応性蛋白)が基準値0.3以下㎎/dlに対して4.85㎎/dlであった。

WBC・CRP共に炎症によって数値が上がるのだが、この数字はなんともわかりやすい。痛いから当然だが。

その後は点滴を受けることになった。すでに時間は7時30分は回っていただろうか?

患者さんの姿もほぼ見かけなくなっていた。

点滴の準備が出きるまでようやく気の利く看護師さんのおかげで横になれる部屋で

待つことができた。携帯で家に今の状況を説明しているとガラガラと戸が開き看護師さんがいきなり『電話しててもいいですから今からここで点滴するので早く腕を出してください、もう時間がないから早く!』っていうんですよ。

こっちは電話中なのにおかまいなしなんですよ。もう時間がないって言われてもそれは私とは関係ないのにと思いつつ協力してしまう私。怒る気力もないしね。

そして40分程で点滴も終わったところで会計の方と外の薬局の方がどちらもすでに閉まってしまったので、入れ替わりで部屋まで来てくださって用事を済ませようやく帰宅。

 

でも当然これで終わりではなくこの先4日間毎日午前に点滴することになる。

5日後に再度採血をして状態が改善されているかを診る予定である。

週末も重なったので仕事に影響は少なく済むのでタイミング的には不幸中の幸いであったのだが、5日後の採決の結果によってはまだ治療は続くのかなーと悩みつつというところである。

帰ってから思い出したのが 病院で測った36.5度の体温だ。

昔ながらの水銀の入ったクラシックなデザインの体温計で10分間脇に挟んでボーッと

してみた。結果 37.8度!やっぱりあの場で追及していればよかったかもと思いつつ食欲もあまりないので白米を茶碗に軽くよそってお茶漬けにしてサラサラッと流し込む、そして軽くシャワーを浴びて就寝、熱が下がらない!暑苦しくて寝ていられない!

ほぼ眠れぬ朝を迎えた、再度36.5度の追及を後悔する。

 

 

その後です、点滴3日目終了。

点滴を受けた部屋が小児科の近くだったため子供の泣き叫ぶ声が響き渡る中耐えながら

終了。

この憩室炎だが、今は痛みは治まっているようだが、まだ微熱が続いている。

クラシックな体温計で37度。発熱は憩室炎の症状の一つであるがこんなに続くとは

思わなかった。あれから病院でしっかり測ってもらったので解熱剤を処方していただけたのだが、同封の説明書に『38度以上に』とデカデカと謳っているので手が付けれない!使っちゃダメなのか?ほんとに。微熱が続いてつらいんですけど。

 

憩室炎は一旦よくなっても再度発症することがあるとのこと。

しかし担当医先生曰く『日々の生活を規則正しく、暴飲暴食は避けて、ストレスなく過ごすことが再発防止の近道です。』とのこと。

そんなこと 無理だ!と With憩室炎を意識する私がいる。