世の中これだけ変わってくれば今までと同じことは全く通用しないことは
ここ数ヶ月の生活でよ~く理解できたのだけれども、この変化のスピードには
ちょいとついていけないものだなーと、つくづく感じてるんです。
特に60歳も近づいてくると気持ちの切り替えがなかなかうまくいかないようで。
6月に先輩の部長が退職し会社の士気が弱くなり、
コロナはここにきて東京中心に感染者が増え、
東京から大分離れた私の住むこの市内でも東京で感染した人が原因で3人も増え
取引先からの注文が、去年に比べると当然少なくなり、この先の会社の先行きが、
『ちょっと不安』が『めっちゃ不安』にランクアップ!
このままでは社内の雰囲気が悪くなり、前向きに仕事ができなくなる。
『部長がいなくなってしまった今、ここは私がみんなを導こう!』
というところですが、私は逆にオモイッキリ身を引くことにしまして
社内の体制を強化するために若い連中を中心とした形に変えました。
『年寄りは引っ込むべき』なのです。
当然ですよ。この先会社を作っていくのは若い連中ですからね。
自分はあとどのくらい会社にいるというのでしょうか?
ほんの数年ですよね。
体制を変えて私は何をするかというと若い連中の指示で動くことにしました。
主には仕入れ先から荷物を引き取ったり、持って行ったり、内職さんに仕事を渡したり
そりゃ体力が必要な仕事で結構きついのですが、でも若いころやっていた仕事なんですよ。地味ですが日々忙しいけど充実していた頃の仕事です。
『若い頃ほど動けないから大丈夫だろうか?』とおもいつつ、またこういったことができるのがなんとなくうれしいんですよね。
ちょっと前までは 部長が商品開発を担当。私は生産を全て指示する立場でしたから
寂しさはありますよね。未練はありますよ。
でも若い連中に早く道を開けてあげないと来年も、この先数年の変化にもついていけないし自分も会社で生きていけないじゃないですか。
すでに新しい体制で動いていますよ。気を使っているのかわかりませんが、荷物を運んでいる最中でもいろいろと相談されることは多いので予定通りの動きはできませんが
頼られてるという安心感はありますかね。
やはりというかなんですが、自分でものをもって動かしていると周りがよく見えますね。まるで山の森の中にいるようで、山の中がよく見えるというか。
以前は山の上から見まわしていたからよく見えなかったんですよね?
気が付いたことは若い連中に報告しようと思います。
偉そうに言ったりしませんよ。
私も会社の輪の中の一人ですから。
あと数年。体力もつかなぁ?