ものおもいのほほん

ゆるゆるとおもいのまま

人に必要な物って何だろう。

 🍂世の中、コロナ禍の影響で不景気だとは言っても、巷にはありとあらゆる商品があふれかえり、買わなくてもいいものであふれかえっている。

 ◆朝の新聞を見れば、『スペースジェット凍結へ!』という見出しが、一面に。

【コロナで需要消滅】とも書かれている、三菱重工業が、子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)の手掛けている国産初の民間ジェット旅客機事業化を凍結する方針、とのこと。

国費も含めて一兆円もの資金を使ったにもかかわらず、である。

 まぁ、こんなご時世では、新しい旅客機など必要ないですよね。

ちょっと夢があってなんとなく「いいなぁ」って思っていたのですが、残念。

 ◆新聞をめくっていき4面を見ると、全面広告で【旅に出るスーパースポーツ】という見出しで【マクラーレンスーパーカーの広告。「自分には縁がない物」であまり興味がない、もちろん買えないし、買わなくていいものである。

     しかし、これだけの広告を打つってことは、売れてないのでしょうかね?

 ◆こんな、世界恐慌を巻き起こしたコロナですが、感染死者数が、少ない国もあるようです。

コロナ感染者数トップ3のブラジルにほど近い南米の国《ウルグアイ》である。

 人口約350万人に対して50人程という。よほど人口密度の低いのどかな風景の国なのだろうか?ところが、専門家の間では、

「ムヒカ大統領とその後任の大統領の時代に公衆衛生が、大幅に強化された結果」

との見方もあるようだ。

 

 国民を守るために行った政策が、しっかりと国民の命を確実に守ったのである。

 

このムヒカ大統領(ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダーノ)は、【世界一貧しい大統領】といわれて有名であるが、もう一つ、国連会議での演説は、非常に共感できるものである。


世界でいちばん貧しいムヒカ大統領によるリオ会議(Rio+20)スピーチ

 

 ◆現在は、すでに政治からは引退している。

表面的には貧乏かもしれないが、心は熱く豊かな人であろう。

本人も言っているようだ、

『貧乏ではない。貧乏人とは、求めることが多すぎる人のことだ。』 

 ◆スペースジェットもマクラーレンスーパーカーも、端からいらないのであって

それに使う、金と資源は、水が乏しい、枯渇した土地に遠距離の水が豊かなところからから水をひく為に使った方が、人は幸せになれる。といった考えの持ち主だろう。

到底真似はできないが、言っていることはシンプルで的を得ている。

正論すぎるが、真実であろう。

 書籍や映画もあるようなので、この人の言葉を、もう少し聞いてみたいものだ。


映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』予告編

 

そろそろ物質第一の時代も、夜の帳が下りるように終焉を迎えているのかもしれない。

形のない物の価値が、少しでも上がれば、今とは違う景色が見れるかもしれない。

 

 

貴重なお時間、お供いただきありがとうございます。