できれば住んでみたいリトルワールド
今週のお題「住みたい場所」
じめじめしたこの梅雨空の下 みなさん巣ごもりと梅雨でストレス溜まってませんか?
溜まったものはおんもで吐き出しましょう
それでちょっと近場の楽しい所で そして偶然もあって
自宅から車で1時間もかからない場所に数年ぶりに行ってみました
『野外民俗民俗博物館 リトルワールド』でございます
1983年昭和58年3月に開館された大規模な博物館です
当初は『人間博物館リトルワールド』という名称でした…ちょっと汗臭い感じですね
世界中とはいきませんがいろいろな国の建物が野外に忠実に再現され…というか本物です
本館展示室に展示された 何千点にも及ぶ民族衣装や各国の独特な風習と
生活に使う道具などは❝よくぞここまで収集したものだ❞と感心するほど
圧巻です…アジア・アフリカ・ヨーロッパが中心でしょうか
本館展示室は見ごたえ十分で知的好奇心を満たしてくれます
今までも何回か遊びに来ていたのですが最近はご無沙汰でした
今回❝久しぶりに行こう❞というきっかけになったのはJAFです
JAF会員歴ほぼ30年
一度もお世話になっていません
【JAF 日本自動車連盟】の機関誌【JAF Mate(JAF中部本部)】7月号に
『リトルワールド通常入館料1800円のところ500円』という優待券を
妻が目ざとく見つけたところから始まりました…めっちゃセコイ
せめて優待券でJAF会員である恩恵を受けたいという思いもありまして…
ちなみに入館料は500円で格安で入れましたが
駐車場料金は別で900円 しっかりと払いました
★思わず見入ってしまう展示物がいっぱいの本館
では今のリトルワールドをところどころ大雑把に紹介しますね…詳しくは多すぎて無理!
まずは入場してすぐに優しい雰囲気で巨大な母子像の噴水がお出迎えです
…背中には四角の空間に球があります 地球の母ということでしょうか…ここからは見えませんけど
手前にはタイの街中でよく見かけるトゥクトゥクが展示してあり自由に乗り込んで
記念写真を撮ったりできます…中の移動もトゥクトゥクにしてほしい
噴水左側(上記写真を撮っている所)が 本館展示室になります
本館展示室の常設エリアの手前ではただいま『特別展こわいモノ』 という
イベントが開催中 約6000点の展示物の中から❝怖く見えるもの❞を
集めて展示しています…7月11日㈰までですよ
真っ暗な部屋を奥に進むと 暗闇の中にこんなものたちが浮かんで見えます
暗い部屋で証明の色などで怪しく見せていますがどれも個性が強く芸術的です
色々な国の特徴や作られた時代に多様性を感じます…こわいというよりは クセがスゴイ!
この日本人形の顔は今まで見てきた人形よりもとても可愛い顔立ちをしていました
…右から二番目の仮面のカッと見開いた目がヤマ●●モミジに似ていると妻は言ってます…そうですかぁ?
真っ暗なこわいモノのエリアを抜けるといつもの常設の展示物エリアになります
多分ここの展示物はずーっと変わってないと思いますが独特な雰囲気です
ところどころに説明のための映像が用意されています
大半が懐かしのブラウン管 を使っている所も さすが博物館です
各国のいろいろなお祭りやイベントや生活に使うお面・衣装・道具が国別に
展示されています アフリカ系のお面などは見ているだけで背後から
ドンドコドンドコドンドコドンドコ太鼓の低音が聞こえてきそうです…槍も飛んできそう
本館はとても広くこういった展示物に興味のある方ならここだけで半日以上は
観ていられるんじゃないでしょうか?
★野外は広くて過酷なの ?
本館を出ますと ここからが本題 ここの特色である野外の展示が始まります
主には住居の建物になるのですが ちゃんと中にも入れるんですよ…お泊りはできません
どんな国の生活感あふれる家屋があるのかというと
沖縄・北海道・台湾・北アメリカインディアンのテントとナバホの家・アラスカ
インドネシア・ミクロネシア・ドイツ・フランス・イタリア・西アフリカ・南アフリカ・ネパール・タイ・韓国・鹿児島・・・
ざっとこんな国々の歴史ある古い家屋が点在しています
敷地面積の広い家が点在していますからここは広いんですよ
簡単に言ってしまうとメインの通りは一周約2・5kmということですが
ここの敷地面積は123万平方メートルもあり日本のテーマパークでは
第2位の広さを誇ります
建物はメイン通りだけにあるわけではなく途中分岐したところにもあり
また建物の敷地も広い所も多くとにかく歩き回ることになります
更に道のアップダウンが比較的厳しいところもある
単純な約2.5kmではないのです…歩きたい人には最適でもこの地域の夏の炎天下は地獄
私のつけているスマートウォッチの歩数のカウントを帰りにチェックしたのですが
この施設だけで少なくとも13000~14000歩は確実に歩いているようでした
『人間の住むところは必ずしも平たんで楽なところばかりではなかったのだよ』
という声が聞こえてきそう…運動不足は解消されます
そういったところも再現しているのでしょうか…そこまでこだわる?
でも安心してください
お年寄りや歩くのが苦手な方や夢中になって歩き疲れた方たちのために
園内バスも巡回しています。
大人500円 小人300円で一日乗り放題です…必死に歩かなくて済みます
運転手はツタンカーメンです…ウソです!
★さて のんびり行こう 先は長い
左回りのルートで進むとまずは沖縄の住居なのですが写真を撮り忘れてしまいました
…なんくるないさー
沖縄を過ぎて広く緩やかな下り坂を進むと北海道の住居です
すると大きなクマがお出迎え
後ろを歩いていた家族の子供たちも「ママみてぇークマがいるよー」と駆け足で
近寄りオオウケでした…パンダがいるよーってボケてくれればウケたのに
少し先に進むと台湾の農家がみえてきました
道沿いの睡蓮の花がきれいに咲いています その先には豚まんや小籠包など台湾グルメが楽しめる台湾小館があります
あの甘くて飲みやすい紹興酒もあるんでしょうか?…車で来たんで・・・あ~ぁ
北アメリカインディアンテントと道を挟んだ向い側にはアラスカトリンキットの家
があります 中に入りたかったけど行列しているので先を急ぎます
ほどなくして白く豪華な美しい建物がみえてきました
ペルー大農園領主の家です 噴水のある中庭も素敵でおしゃれな建物です
入口周辺にお花畑やお花のアーチもあったりして華やかでかわいいお庭もありました
まるでリゾート施設
白とは対照的にレンガ色が鮮やかなまるで寺院のような建物がみえてきました
インドネシアの貴族の家です
見事な彫刻が目を引きます 信仰心の深さを感じます
やっぱりお寺にしか見えないのですが どこで生活するんでしょうか?
貴族の家を過ぎ次に見えてくるのか屋根の反った形がとても印象的な
インドネシア トバ・バタックの家とミクロネシアとポリネシアの家がみえてきます
トバ・バタックの家はスマトラ島北部にあった家屋をそのまま移築されたそうで
屋根裏には神様が住んでいるということです…志村けんの耳が遠い神様だったらウケる
三角に盛り上がった屋根のポリネシア・サモワの家(写真右半分)は
中に入ると涼しくて落ち着く とても快適です
★さわやかな絶景にはさわやかなものを口にしたい
ここまでくると「けっこう歩いたな」と感じるのですが
道は広く歩きやすいし景色もいいのでまだまだ大丈夫
少し行くと軽いのぼり道がありその先に大きな広場がありました
ドイツバイエルン州・フランスアルザス地方・イタリア アルベルベッロの家が
ゆったりとした緑の空間に点在しているといった風情でしょうか
落ち着きます 風景は落ち着きますがここに到着したとたん屋台から
こんがりと炭火で焼かれているステーキのジュ~ジュ~とうおいしそうな音
と香りにおなかの中はグルルルルと落ち着きません
屋台の前にはドイツのおしゃれな二階建ての建物があり1階はドイツらしく
ビアレストランになっていて
本場ドイツの生ビールとソーセージを堪能できる店(ガストホフバイエルン)に
なっています
店の外に置かれたテーブル席では家族連れや友人同士のお兄さんたちが
黒や黄金のいろいろな種類の冷えたビールを片手に巨大なソーセージの盛り合わせを
頬張ってご満悦の様子
…いいなぁ~盛り合わせ
ビール飲み放題もありますよ…車で来たんで・・・あ~ぁ
すると妻が『ちょっとここでつまみ食いをしましょう』という話になり
お店の中へ 大半の方たちはビール飲んでらっしゃるんですね
バスでいらっしゃったんでしょうね?
・・・あ~ぁおいしそうなビール
・・・でいろいろ迷った挙句ソーセージは外せないということでこれにしました
ソーセージとビールに比べれば格段に見劣りしますが
ラウゲンロールドック というものだそうで まぁホットドックです
しかし普通のホットドックではありません
ドイツ伝統のもちもちの香ばしい食パン ラウゲンロールに本場ドイツの
ソーセージを挟んでケチャップとそしてこのマスタードソースがうまかったんですよ
細かく刻まれたオニオンが辛さを抑えて絶秒なバランスでモグモグしている
ソーセージの肉汁ともちもちパンでシアワセいっぱいの口の中の味をまーるくまとめてくれます ん~っおいしい!
ボリュームもあって大満足でした…ほかにも食べたいものがあるのでここではこれだけ
外のテーブルで食べたんですがスズメが多くて💩が落ちてきそうで
ちょっと気になりました
★見過ごしてはいけないもの
さあお腹もいっぱいになったしそろそろ次へいこう!
といきたいところですし実際みなさん食べ終わったら次のところに
行ってしまうんですが ここは博物館なんです ドイツ風居酒屋ではありません
ここの2階に展示物があるんです…ここに来る人達 意外と知らないかも
またここの建物の向かい側にドイツのお土産物屋さんメルヘンバルトの2階も
展示場になっています
メルヘンバルト
1階のお土産物売り場では本場のくるみ割り人形やかわいいミニチュアを買うことができます…お値段…とても本場です
★羊を見習っておとなしくして!
さて小腹を満たしたところで向かったのがどうぶつ広場です
どうぶつ といっても リャマと羊だけでしたが・・・
数頭いるリャマの中で落ち着きなく歩き回っているのが一匹
奥に行ったかと思えば戻って柵の上から顔を出してを繰り返すしぐさは
愛嬌のある顔も相まっておもしろいのですが、
【動物の動きに注意してください】と柵に掲げてあるのでこの動きのことかも?
何かされる前にとっとと隣のテント村に移動です
テント村はドーム状のテントのような建物の中に 中国・スウェーデン・シリア
テントの中にテントがあるってなんか変な感じなのですが 貴重な展示物ですから
大切に展示されているのでしょう
どのテントも頑丈な作りで快適に生活できるように作られています
★食べるものは インパクトで選ぶ?
先ほどラウゲンロールドック(めっちゃおいしいホットドック)をたいらげたばかり
ですが もうひとつ食べてみたいと狙っているものがあります
アフリカンプラザにワニ🐊を食べに行きます
これが🐊ラーメンだ!…だいぶミニ?
ワニの肉はから揚げにしてあります 淡白でおいしいです
ラーメンは・・・スープ塩っ辛い!・・・ワニバーガーにすればよかった
それかワニ・ラクダ・ダチョウの串焼き…ワニラーメン 次は無い!
次に訪れたのはネパール仏教寺院です
見どころは何といっても内部の壁という壁にびっしり描かれた手書きの壁画です
現地の大工さんと絵師が半年をかけて作り上げました すごい!
ここのお土産物屋にシンギングボウルと金剛鈴がいくつもあり
全部 鳴らしまくっていたらネパールでアフリカ系の外国の店員さんに
イヤな顔されてしまいました
…ごめんなさい…今度来ても同じことします
★結構足が疲れてきてどこかに座りたい辺り
トルコイスタンブールの街 ここにもおいしそうなものがたくさん
ワニラーメンよりこっちだったかな?…教訓 希少食材は当たり外れのリスクが大きい
…きれいな中庭!…お借りした画像です
復元された家のモデルは19世紀末の高級官僚などが暮らしていたであろうものです
とても優雅ですね
タイのエリアです
自分が生まれた日の曜日の色を調べて その色のネズミの片方の耳に願い事を囁くと
願いが叶うそうです 私も囁きました…なにを?
世界平和 …ウソです
★親近感のある家がみえてきた そろそろ終点
韓国の地主さんの家です
なんとなく日本の時代劇にも出てきそうな門構えですね
さて野外の展示物最後になりますが 懐かしい日本の田舎の家屋
1767年に建てられた養蚕農家を移築したものです…おおらかで優しい雰囲気 好きです
実際にこの建物があった場所はダム建設のため水没しています
貴重な古い家は残したいものですね
★最後のシメ
月山山麓の家すぐ横に甘味処があります
『おつかれさま~』といった意味で
さくらんぼソフトいただきました
食べてびっくり サクランボというより ちょっと酸っぱい梅の味
疲れた体にはピッタリかも それでいて結構濃厚でおいしい!
リトルワールドらしくちょっとクセがあっていいかも
リトルワールドの精霊が憑りついてるのかな?
最後までお読みいただきありがとうございます
少しだけ笑っていただければ幸いです