ものおもいのほほん

ゆるゆるとおもいのまま

オリンピックもいいけどザック・スナイダーカット「ジャスティス・リーグ」もね

オリンピック始まりましたね

直前までトラブル続きで紆余曲折ありますが

金メダル目指して努力してきた結果を出すために世界各国の選手たちが集まって

来てくれたのでここは素直にテレビで日本だけではなく

各国選手を応援するべきでしょう…ニッポン !チャチャチャ

 

気になる種目や選手の活躍はとても気になるところ

しかしみなさん真面目な社会人ですから

毎日リアルタイムでは見られませんよね

ここはテレビ録画の予約しまくりですね

 

最近はホントに便利なものがありますね

ブルーレイレコーダーは都合のいい機能が満載です

3番組同時録画とか見たいテレビ局を選んで全番組を全部録画保存できるとか

まるでオリンピックを録画するための機能ですね

 

私は物好きなので…

実はいきなりオリンピックの開会式を録画しています

どうしてなのかというと その時間を使ってどうしても観たい映画があるからです

 ザック・スナイダーカット「ジャスティス・リーグです

予約してとっくに届いているのに

日々の仕事や用事で忙殺されて観るのを後回しにして…毎日クタクタです

気づけばなんとオリンピックが始まってしまいました

 

❝観るならこの4連休しかない❞という事で

オリンピックの開会式を録画に頼りその時間をジャスティスリーグに注いだわけです

 

劇場公開版はもちろん映画館で観賞しましたし(2017年11月公開)

ブルーレイも持ってるんです

 「同じ映画を2枚も買うなんて 物好きなヒト」と思われるかもしれませんが

外せない理由があります

 

それでもザックスナイダーカットを観たかった理由

2017年公開の「ジャスティスリーグ」なのですが

ザック・スナイダー監督の20歳の愛娘が自殺してしまい

あまりにも深い悲しみで製作途中で降板してしまったんです

…監督の途中交代などありえません

しかも同時に奥さんでプロデューサーでもあるデボラ・スナイダーも降板する事態に…更に絶句

 

後を引き継いだのが「アベンジャーズ」(2012年)のジョス・ウェドン監督

だったのですが そりゃあ時間のないところで他人が撮った映画をまとめるのは

やはり難しかったんでしょうね

例えばレオナルド・ダ・ヴィンチモナ・リザを私が描き直したら

モナリザ近所のおばちゃ・・・魅力的なマダムになってしまうのと同じことです

 

そのためか印象としてキャラクターの存在感があまり無く内容が希薄で

いろいろなシーンを並べただけでイマイチという感想でした

内容を除けば「程々楽しめる映画」でしょうか

世間の評判は「とても面白くてよかった」という声もあり

とにかく劇場で公開されてよかったなと思ってたんです

 

ところが公開直後から

ザック・スナイダー版のジャスティスリーグをワーナーに要求する署名運動】

というムーブメントがおこり2017年11月24日時点で

11万人を超える人がこれに賛同したんですね

 

その結果 削除されたシーンを復活させ 追加シーンを再撮影 そしてほぼ全体を

作り直したものが2021年6月25日発売のこの映画なわけです 

 今回の東京オリンピックの同様いろいろあったわけですよ

こういった異例な背景の作品を観ないわけにはいきません

亡くなった娘さんに捧げた作品でもあります

絶対に観たいんですよ

劇場公開もされませんし買わないと観られませんから

 

怒涛の4時間越えにナットク

オープニングから全く違うんですね

その他に

●各キャラクターも深堀されて存在感がハッキリ!

●スーパーマンのコスチュームの色がブラック…カッコイイ

●敵のキャラクターデザインが全く違う

●敵のキャラクターのそのまた上のボスキャラの追加

●更に新たなキャラクターも出現

●その他 新しいストーリーの追加とストーリーの修正・変更

 等々

余りにも変化が大きくてまるで違う映画に仕上がっていました

上映時間も2017年の物は2時間程でしたが 

ザック・スナイダーカットは倍の4時間です

 

まさに監督がやりたかったことを全て盛り込んだ作品です

さすがに3時間半のところで尻が痛くなりましたが

その後見入ってしまって痛みを忘れました

 

内容が全く違う事にも驚きなのですが

気になる変更点がひとつありまして 映像画面のサイズです

最近の映画はほぼ16:9のワイドスクリーンですが

この映画は4:3のスタンダードサイズ

ブラウン管時代のサイズなんです

なので左右に大きな黒い壁が現れます

 

これについては本編が始まる前に

「監督のビジョンの安全性を保つためにスタンダードサイズで収録されています」

と説明のテロップが表示されます

これは賛否分かれるところですが私は古典的なサイズで差別化されて

よかったです

 

この先も良い映画に出会いたい

今回の映画を観てあらためて感じたのですが

映画を製作するという事は

様々な規制や金銭的・時間的な制限又は今回のような人的な問題を

乗り越えながら作り上げなくてはならない非常に困難な作業なのだと

感じさせられました

 

また今まで見てきた映画の中にも観る側に十分に思いが伝わらない作品も

多くありました

そんな映画の中にも作り手の思いが十分込められていれば

名作と呼ばれたであろう作品が多くあったのでしょうね

 

本当の意味での完成された作品を制作することは難しいでしょうが

それは作る側にとっても観る側にとっても無念が残り

とても残念なことです

 

この先もすべての映画を観ることはできませんが

心に残る映画に多く出会えることを私は期待しています

 

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 最後までお読みいただき ありがとうございます

少しだけ笑っていただければ幸いです