『今年のお盆は帰省を断念…』さすがにこの状況ではこういった選択をされる方は
多い事でしょう。
淋しく残念なことです。
12日にコロナ禍における東海地方(愛知・岐阜・三重・静岡)の旅行やお盆の帰省
に関する調査結果を「三菱UFJリサーチ&コンサルティング」が発表している。
調査時期は7月30日~8月3日、調査人数は2400人。
■旅行について
コロナに不安があり旅行はしない=23.8%
感染状況を見て検討・再検討する=62.3%
コロナに関わらず旅行する =14%
■帰省について
コロナに不安があり帰省しない =23.8%
感染状況を見て検討・再検討する=48.6%
コロナに関わらす帰省する予定 =27.6%
こういった結果であった。
調査時期が少し前のこともあるので実際にはどうなったかは不明であり
人それぞれ、考えや状況もあるのでどんな過ごし方をするのかは自由で
意見するつもりは全く無いのですが、この抑圧され不安な状況下では
どれを選択しても当然ではないだろうか。
❝コロナに関わらず帰省する予定❞の割合が
❝コロナに関わらす旅行する❞
よりも割合が多い傾向にある。
『去年は帰れなかったから、今年は絶対帰りたい』
『年に一度くらいは遠く離れた親・兄弟・親戚に直接会いたい』
そんな人々の願う声が聞こえてくるような結果に感じる。
私もその中の一人。
先日、帰省しないことを実家に連絡した。
年老いた田舎の父・母、実家のことを任せっきりにしている長男家族、
幼なじみの仲間、みんなに顔を合わせて話をしたい。
墓参りも殆どできていない。
思いを直接伝えられない 。
実家の山から湧き出ている清水を大きなコップ一杯飲むことが
『帰ってきた』と実感し『気力を補給する』帰省した際の恒例行事なのだが
夏こそ冷たくておいしいあの水を今年はいただくことができない。
帰ることができる故郷を持つ事はとても幸せな事ではあるが
思うようにならないこの状況は恋しさが募ると同時に喪失感を感じ辛いものだ。
夕食の時間に気が付けば遠くから花火の音が聞こえた。
すぐさまカーテンを開けて周辺を見回すと今年は中止と聞いていた
地元では有名な寺が主催する花火大会であった。
人が集まらないように中止ということにしていたのだろうか。
殆ど終りに近い頃だったので観ていられたのは5分程だったけど
この帰省できずに寂しさを感じている心に夏の花火の音と光が
安堵と癒しを与えてくれたのでした。
ありがたいものです。
来年こそ草原に吹き渡る清々しい風を感じられるような
そんな夏を送りたいと切望します。
最後までお読みいただきありがとうございます。