私が小学生の頃にNHK教育テレビで
『はたらくおじさん』という番組がありましたね。
色々な市町村で働く人たちに密着して様々な仕事や会社を紹介する番組でした。
「はたらくおじさん♪はたらくおじさん♬こーんに・ち・はっ(^^♪」という
主題歌のフレーズは今も耳に残っています。
熱心に見ていたわけではありませんから、
『世の中のことをもっと勉強しよう』『将来こんな仕事がしたいなぁ』
等という意欲もわかないまま、鼻をほじりながらボーっと観ているだけでした。
まぁ私の周りの昭和の子供達は、ほとんどそんなもんでしたけどね。
そんな鼻をほじりながらテレビを眺めていた子供も、
とりあえず社会人になり、仕事のキャリアを積み上げて、
いつの間にか重い責任を背負っている事に蒼ざめ、
日々を懸命に走り続けてふと目の前に顔をあげたら
『あと何年仕事をしようかな?』ということを考える年齢になっていました。
これまでを振り返ると「はたらく」目的は、
世の中から生活するための収入を得ることが大半ですが、
「楽しく働く」ことも重要な目的のひとつです。
しかしそれは、社会の流れや働く環境、自身の努力、どんな人と関わるかで
絶えず翻弄されてしまいます。
そして正体のわからない❝運❞というものにも翻弄されます。
何の脈絡もなく外から降ってくる❝運❞は良くも悪くも受け入れるしかありませんが
その他、大半の小さな❝運❞は、
自分が人に発する言葉や態度で良くも悪くもなりました。
それによって仕事が楽しかった頃もあり、
日々疲弊した体で愚直に働き詰めの頃もあり。
振り返れば『よくもまあこんな不器用な道を歩いてきたもんだ』と
呆れたりするのですが、多くの人に助けてもらいながら歩いてこれた事には
間違いはありません。
「はたらく」ということで重要なのは「楽しく働く」ことです。
楽しく働くには多くの人に助けてもらわなくてはいけません。
比較的そうなりやすいようにする方法としては
「陰で人を褒めることを繰り返すこと」でしょうか。
そして 人の悪口(陰口)は冗談でも言わないことです。
…褒めるときは本気で褒めなきゃダメよ!
そのうちに助けてくれる人が、少しづつ増えますよ。
少々時間はかかりますが、効果はそれなりにあります。
会社に入って仕事をするにも、自分一人で仕事を始めるにしても
人とは関わりますからね。
この方法は意外と有効かもしれません。
こういった世の中を歩く方法も『はたらくおじさん』で
教えて欲しかったですね。
それではまた。
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