どんな国にも、どの地域にも人が住むところなら決まって
❝古くからの言い伝え・・・❞などという物語は数多く存在する。
中には奇想天外なものも多く、長い年月にさらされ、口伝えに受け継がれる間に
物語の内容も、新しい要素が盛り込まれ面白おかしく、又は怪しく魅力的に変化する
もの。
まさに豊かな想像力の賜物、人の人たる所以である。
こういった話が、「SF」の始まりなんでしょうね。
最古の空想アイテム
古くは「日本最古のSF」といわれる、竹取物語。
なにせ平安時代初期には存在していたストーリーである。
「作者未詳」というところもミステリアスで良いではないか。
最後には月に帰るところなどはまさに王道なSFだ。
月は、有史以前から人類の頭上で光り輝く夢の世界。
空想を掻き立てるモチーフとしては最古であろう。
人類が月の上に立った現在でも、そこから更なる妄想と空想を提供してくれる
SF世界の鉄板アイテムだ。
四角い窓から見えるマルチバースな世界
比較的、現代的な私目線でいえば、「SF」といえばテレビの中で繰り広げられる夢の世界である。
鉄腕アトム、高速エスパー、魔神バンダー(誰も知らねー)、サンダーバード、奥様は魔女
宇宙家族ロビンソン、スタートレック、ウルトラマン、ガメラ、ゴジラ、
マイティージャック、仮面ライダー、レインボーマン、スペクトルマン、ミラーマン
ロボコンなどなど、あ~キリがない!
あの巨人の星でさえ❝消える魔球だなんてSFだろ?❞と考えるのは私だけだろうか?
消える魔球より物陰から涙を流しながら飛雄馬を見つめるお姉さんに
心奪われたんだけど、共感してくれる人いる?
やっぱり変な子供だったかな?
物心ついたころから存在する四角い窓の世界にどれだけ夢中になったことか。これだけの夢の世界を幼少期から見てきたのだが、
どれだけ心が豊かになったのだろう?
とても疑問だ。…今さらどうしようもないけどね。
もっとも惹きつけられる事柄
日々、世界中でいろいろな研究や発見がなされているわけだが
根本的なところがいまだに解明されていない。
解明してもしょうがないレベルで、説明がつかない。
地球自体どうやって誕生したのかもわかっていない。
人の起源については未だに結論は出ていない。
「ビック・バン」の名付け親、天文学者 故フレッド・ホイル博士によると
最初の生命が発生する確率は❝1040,000分の1❞。
訳がわからないので、例えれば「ごみ置き場の上を竜巻が通過した後、ボーイング747が出来上がっている確率」だそうだ。
そして地球が誕生する確率もたとえようがないほど不可思議なもののようだ。
要するに地球も地球に存在するすべての生き物も、さらに深堀すれば
月も太陽もこの宇宙も「作らなければ存在しない」ということに
なりはしないだろうか?
これは空想ではなく計算上の確率なので「SF」とは違うのだろうけど
最高の空想と妄想を与えてくれる永遠の蜃気楼のようなものでしょうか?
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