ものおもいのほほん

ゆるゆるとおもいのまま

人は皆、不安でシンパイダナー

今週のお題「わたしは○○ナー」

ここ数年の激動に揺れる世界情勢の中、この先の生活に不安を感じている人々が

世界中で嘆きの日々を送っている。

常に不安が付きまとっている生活環境では人類のほぼ全員、慢性的な心配性に

陥っているに違いない。

常に「シンパイダナー」なのだ。…すごく唐突でごめんなさい。

※この先の写真と文面は一切繋がりはありません。文面の内容に不安があるので
写真でごまかそうという魂胆です。写真は10月15日のぎふワールドローズガーデンの風景です。

 

 

人の生活環境はいつの時代も不安定で天下泰平などというものは理想でしかなく

それでもひたすら歩み続けなければならない人類は、常にそういった不安がないと生き

ている実感が得られない生き物なのだろうか?

 

 

それを証明したいわけではないけれども、ひとつの側面として

進化心理学では、私たち現代の人間も太古の人間も心のメカニズムはほぼ同じで、

不安になりやすいと考えられている。

家の戸締りや火の元の確認とか、「忘れていたかもしれない!」と不安になってくる

と、わざわざ家に戻って確認したくなるもの。

しかしこれは、不安で心配性な方が、危険に対しての準備がしやすく生存競争において

はとても有利な性質だったという、古代人から現代人へDNAに擦り込まれた習性による

ところが起因しているらしい。

…「安心」を売る保険会社は、人がいる限りこの先も安泰ってことね。

 

 

夜になると怖いとか不安を感じやすくなることも同じで、古代では暗闇で動物に襲われ

ることもあった為か、暗闇は不安を呼び起こすものであり、夜のとばりが落ちる頃に

急に寂しさや不安を感じるのも、そのDNAが起因しているに違いない。

そして、そういった不安があるから❝今日も生き延びたぞ!❞という実感も感じられる

側面もあるけれど

人は、なんて面倒な生き物なのだろうか。

 

でも、夜が怖い性質があるから、幽霊とか悪魔やゾンビが誕生したんでしょうね。

それに恐怖を感じつつ、生きた心地を感じているんですね人間は。

それを楽しんでもいますけどね……面倒です。

…遊園地の「幽霊屋敷」はみんな怖がってくれるから、人がいる限りこの先も安泰ってことね。

 

 

しかし、不安が溜まる一方では、日々の生活に支障が出ます。

不安を感じることは仕方ない事として、不安と上手に付き合っていく方法もあるよ

うです。

夜、何かと不安が頭をもたげるようなら「何かを抱きしめる=ハグする」という行動を

すると不安が和らぐという効果があるようです。

…保険会社からすると不安が無くなるのは不都合なので、「悪夢を見る枕」を

開発販売するかもしれない?

 

 

南カリフォルニア大学の研究では、家族やパートナーからの頻繁なハグで幸せホル

モンと呼ばれるオキシトシンが増加する事が確認されています。

又、オキシトシンのレベルを高く保っているとインフルエンザに感染した場合でも

重度の症状には至らなかったという研究結果もあります。

ハグをして寄り沿うって大事なんですね。

子犬や子猫たちも重なり合うように寄り添って寝ていたりしますね。

お互いふれ合うことで、とても安心するのでしょうね。

人も同じ、単純な行為ですが、とても温もりの伝わる尊い行為ですね。

 

 

ハグしてくれる人が一人もいない場合でも大丈夫。

自分1人でもできる“物へのハグ”にも効果があるといいます。

 

国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の研究によると、離れたところにいる見知ら

ぬ相手と電話で話す際に、たとえば「抱き枕」ような“ ハグできるもの”をハグし

ながら話すと、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が低下し、幸せホルモン

オキシトシンが増加することが観察されています。

 

見知らぬ相手と電話で話をすることはあまりないとは思いますが、

それでも効果があったということなら、家族や友人、恋人と電話をする際には、

さらに高い効果が期待できるでしょう。

どちらにしても相手によって効果は変化するんでしょうね。

でも、好きな人が一番、ですね。

 

夜になると不安に襲われたりして気持ちを落ち着けたいときは、

クッションやぬいぐるみなどを抱きしめるだけでストレスが和らいでいきます。

些細なことかもしれませんが、一度やってみましょう。

不安な夜は、やわらかいものを抱きしめて乗り切りましょう。

 

 

また、「今日は、仕事でミスしてないのに叱られたからもう寝る!」と、イヤな気持ち

を断ち切るために眠って忘れようとする行為にも落とし穴があります。

陰鬱とした気持ちも、ひと眠りすれば、翌朝はスッキリさわやかに和らいでいるに違い

ない!…そう思いたいところですが、実は“ふて寝”のようにマイナスの感情を抱えたま

ま眠ることは、さらなるストレスを生み出しかねないのです。

寝ているあいだに記憶が定着するというのはよく知られていますが、嫌な記憶も同じよ

うに定着してしまい陰鬱とした目覚めになってしまいます。

寝る前は、イヤなことは忘れて好きなゲームやおもしろいテレビを見たり、本を読む

のもいいでしょう、自分が楽しいと思えることをしてから寝ることが大事です。

頭の切り替えが肝心です。

 

 

不安はあらゆる行動原理に通じます。

あれこれと考えすぎるのも、些細なことで悩むのも、なにかと口コミに頼るのも、ついつい行列に並ぶのも、ブランドが好きなのも、権力になびくのも、世間体が気になるのも、ありとあらゆる行動が、「不安」を解消したいという気持ちが原動力になっています。

しかし、ちょっとしたことに対してでも不安になるくらいが、ちょうど良いのかもしれません。不安で心配性であるほうが危険に対する準備がしやすく、生存競争で有利になることができます。

火の元を確認して火事を防げたり、玄関の鍵を確認して泥棒の侵入を防げたり

不安だから防ぐことができるのです。

 

 

不安は必ずしも「不快な性質」と捉えず、「有利な性質」として捉え、上手につき合っ

ていくことも大切です。

不安は誰もが感じます。

とりわけ、夜になると不安を感じてしまいます。人によっては不安で眠れない方も

いらっしゃるでしょう。

だからこそ、不安は誰でも感じるものという上で、不安を和らげていくためのアクショ

ンを取り入れましょう。

夜は好きな誰かとギュッとハグしてみてはどうでしょう。

 

ところで、花を愛でることでも不安を軽減できるそうです。

花の写真で、多少は明るい気持ちになっていただけましたか?

夜が明ければ不安はなくなると信じて今日はぐっすり眠りましょう。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。