ものおもいのほほん

ゆるゆるとおもいのまま

焼肉屋 兵どもが夢の跡・・・😅

上半期決算報告会&下半期も頑張ろうね会(飲み会)を予定変更でようやく先日の金曜に行なった。上半期の結果は上々、そんなことより社員の気持ちはすでに飲み会に向いている。

いつものちょっとお高い地元で評判の松坂牛の大人気焼き肉店は予約を取り逃がしたようで、近所にある「のんべい達」の憩いの場として町内で評判?の焼肉屋お茶を濁すことに。

6時30分に店に入る。脂ぎった壁とゴーッと鳴り響く茶色い換気扇に吸い込まれる煙渦巻く狭い店内、近所のおっちゃん、おばちゃん、おにーちゃん、ねーちゃん、赤ちゃんが顔を真っ赤にさせてホルモンを焼きながらビールをゴクゴク、くだを巻く声とオギャーと泣き叫ぶ声が入り乱れるカオスな中、ぞろぞろと奥の座敷へ。

最初はちょっとした社長の話から始まり1時間過ぎた辺りから奥の座敷もカオスが感染。日頃のウップンを晴らしたいのか酔っぱらった勢いでからんでくる酒癖の悪いやつやら、わけのわからないことを大声で叫ぶ輩もいるし、挙句の果てには隣の女子グループが「間違えて注文しすぎて食べらんないからお願い!」などと言って大量のイカやレバーやホルモンやその他もろもろの物体を、私たちが鉄網の上で大事に焼いて丁度食べ頃に焼きあがった国産カルビの上に、酔った勢いでドバーッとブチあけて鉄網の上が一瞬で、ドローっと垂れる生肉の山と化した。

その様は「死霊のえじき」や「死霊のはらわた」等ゾンビ映画を彷彿とさせるほどグロテスク。それら肉片の隙間からみえるどさくさにまぎれた赤いキムチや黄色いたくあんで何とか食べ物と認識できたが、漬物と肉の見境が無くなった酔っぱらいは困ったものだし、肉片に埋もれた国産カルビが台無しだ、どうしてくれるんだ。

結局、肉の山は、そのまま焼いて数人で食べきり気がつけば定員の「そろそろラストオーダーです」の時間、おなかは肉でいっぱいでデザートのシャーベットは食べられず溶けてしまった。

ガヤガヤとした中で食べ終わった鉄網に残る、黒く炭と化した肉片を見て芭蕉の一句に想いを馳せました。

焼肉屋 兵どもが夢の跡・・・

日本人が好む会議室一番人気は居酒屋だそうですが、焼き肉屋は最下位でしょう。
カオスになるから。

肉と酒は別として雰囲気は美味しかったな。

でも食べ頃のカルビは返して欲しい。

 

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