今週のお題「赤いもの」
秋晴れの空につられて滋賀県近江八幡市まで行ってもいりました。
筆で描き延ばしたような躍動感のある雲。
少し冷えた秋風が空を駆け巡る絶好の秋晴れの中、車でひたすら西に向かう。
ようやく東海環状自動車道 東員IⅭを出て一般道に入った。
ここからまず向かったのは
「道の駅 奥永源寺渓流の里」
ここまで行ったら一旦休憩と昼食を摂ろうということで山に向かって
車を走らせる。
国道421号線の山の中、この辺りはキャンプ場が多く点在しているようだ
キャンプ場の看板とその周辺の駐車場には車が多数並んでいる。
山を登っていくと全長4㎞ほどの「石槫トンネル」に入った。
まっすぐに伸びるトンネル、しかも先が長いし出口が見えない。
トンネル内には車道と並行してまっすぐ伸びる歩道はあるがとても狭そう。
まさかここをひたすら歩いていく人は・・・いる気がする、きっと。
車なら、まっすぐで走りやすいトンネルだ。
トンネルを抜けるとそこは・・・まだ山の中だった。
少しずつ木々が赤く染まり、紅葉が始まっている山の囲まれた。
道の脇に車を止めて写真を撮っている人も。
私も便乗させてもらい下手な写真を。
なんとホッコリした山の景色だろうか。
単なる山の中だけれども、この場所に来れただけでも「よかったなぁ~」と
思える不思議。
そしてすっかり紅葉している風光明媚な山道を通った先にやっと到着しました。
道の駅 奥永源寺渓流の里
建物は元学校だったということだ。
観ての通り、右に屋根の丸い体育館、左に校舎がある。
手前の駐車場は明らかに運動場だったのだろう。
わかりやすい。
予定通りここで一旦休憩と昼食を摂ることにした。
ここでの昼食は「永源寺ダムカレー」がおすすめだとのこと。
奥に進むと、近くにあるキャンプ場の客の為であろう、木炭や薪、着火剤
等のキャンプ用品が多数置かれていた。
その先に、お土産用の木工製品とその隣には、植物や貝の化石が
売られていた。
この辺はその昔、海の底だったのだろうか?
お土産物の横に食堂を発見。
時間は丁度昼時だが、比較的人は少ない。
メニューを見たが、ダムカレーなるものが見当たらない。
あるのは「うどん」とか「そば」と、よくあるものばかり
その中でこの辺りらしいメニューと言えば「近江牛ハンバーグ定食」
くらいだろうか、ダムカレーはコロナ過もあってやめたのかもしれないと、
断念してハンバーグを頼んでみた。
見た目はとてもシンプル。
味もほぼ見た目通りで、ハンバーグも見た目通り やわらかくておいしかった。
まぁ良しということで満足した…のだが、あとからよく見たら食事ができる店が
2つあったのだ。
入って右手のお土産物が並んでいる所と、左側にもお店があって
「永源寺ダムカレー」は左側のお店だった。
お土産物に気を取られていたのとお腹が空いていたことで
周りをよく見ていなかった。
ちょっと残念。
まぁ良しということで・・・。
休憩も昼食も終わり再び移動を始めた。
道の幅や下り上りの変化が激しい場所を過ぎ景色が大きく広がった場所に出た。
オアズケになったダムカレーの原型、永源寺ダムだ。
見よこの大きな空間。
スゴイ空間だ!水がない!巨大なシャベルカーが黄色い虫かサワガニに見える。
大規模修繕中なんですね。
でも、これはこれで貴重な姿を見せてもらえました。
カレーに続き美しい湖面はオアズケですね。
まぁ良しということで・・・・。
そして道は平たんな場所に変わってきました。
周りには家が立ち並び、キャベツ畑が広がる景色や
ローカル路線を走る、イエローのかわいい電車も。
のんびりとした景色の中とうとう本日の目的地
なんか草むらの向こうに窓のついた山があるようで、
トトロの世界にニュアンスが似ているような気がします。
草の中から何かが顔をひょこっと出しそう。…虫は飛んでました…ハエみたいなヤツ。
全体的にはこういった施設になっています。
なんか虫の絵がやたらに多いけど、あちこちにうろついているのかな?
虫嫌いな人はゲッですよね。…そんなことはないでしょうね。でもハエみたいなヤツはいました。
入口に近づくと屋根には苔のような植物がびっしりと生えていています。
屋根の中には植物を枯れさせないように水を循環させているようです。
雨が降っているように水がしたたり落ちてきます。
中に入ると一変してホテルのような広くておしゃれな空間が広がります。


1階入って右手はバームクーヘン売り場(ここの目玉商品のひとつ)があり
左手にはこの施設の経営母体の老舗和菓子店「たねや」の売り場が広がっています。


昔ながらの押し菓子の木型でしょうか?
さすがに老舗、どれも芸術的、そして見事な職人の技術で見入ってしまいました。
そして、本日ここに来た目的を遂行することにします。
焼きたてのバーククーヘンセット です。
2階のカフェに行きます。


しっかりと長蛇の行列に並びます。このカフェもおしゃれな空間を演出しています。
行列の隣に並んでいる若い女性の3人組の方は東北からわざわざいらしたのでしょうか?
方言が素敵です。
遠くから、お疲れ様です。
並びだしてから15分程で2階へ繋がる行列は1階の入り口付近まで達していました。
本当に人気のバームクーヘンなのだと実感しました。
それから約10分後ようやく席に座れました。
並んでいる間に注文をしておいた紅茶のセットが程無く目の前に運ばれてきました。
待望の焼きたてバームクーヘンです。
まずはそのままひと口、ケーキフォークで軽く割ることができるほど柔らかで
口に入れるとほんのりバターの香りが鼻を抜けていきます。
味は優しい甘さ、しかし表面にコーティングされたアイシングの甘さが
少しアクセントになって程よい甘さに変化し絶妙です。
食べながら一言で表現すると「ふぅみゃい!(うまい)」
ということです。
更に合間にいただく紅茶のなんと芳醇な香り。
これは、わざわざここに来て食べる価値ありかもです。
…でもガッカリしたらごめんなさい。
お土産のバームクーヘンは、これを食べたらもう買えないかもです。
…来られなかったご家族や友人の方達には買ってあげてね。
焼きたてを食べ終わって入口の反対方向に向かうと裏庭の空間が広がります。




日本古来の田園風景というのでしょうか。
心落ち着く風景ですね。…チョウチョが2匹、戯れながらひらひらと飛んでました。
ギフトショップ側には子供しか入れない様な小さな小人の家のような
オブジェというようなものがあります。子供たちが楽しそう。
ギフトショップはまた趣がガラッと変わって少し違和感を感じましたが
少し前に時代のアメリカのガレージのような雰囲気にまとめてある空間です。
個性的なパッケージの商品が多く並べられています。
デザインのセンスがとてもいいと感じました。
この「ラ コリーナ」はとてもおいしい洋菓子や和菓子がたくさんあり
不思議で懐かしいような空間が楽しく、面白い場所でした。
お近くを通ることがあれば少し寄り道する価値はありそうですよ。
すぐ横に新しい店舗を建設中です。
完成したころにまた来てみようかな。
「永源寺ダムカレー」もリベンジしたいですし。
最後までお読みいただきありがとうございます。