金曜の朝、朝食のパンをかじりながら考えてたんです。
❝今日はキチッとキリがいいところで仕事も終わりそうだし
早く家に帰って夕食の後に久しぶりに映画館でゆっくりしたいなぁ❞って、
ウキウキと期待に胸を躍らせて、どの映画観ようかなって、ニヤけていたんです。
そして、いつものように車で通勤。会社建物の裏手に社員駐車場があるので
表通りから道を左折してちょっと細い道をコの字にグル~と周って駐車場に到着です。
それで、表通りから左折しようとしたところでパトカーが全方から来ました。
少し細い道なので、その場合のいつもの行動で車を左側に寄せて相手の車が通りやすい
ようにした状態で停止しました。
パトカーは小型のトヨタのパッソ。
これくらいの車幅なら十分すれ違えるはずです。
いつもなら、それで対向車は横をスーッと通り過ぎます。
人によっては車内から会釈をされてスーッと通り過ぎて表通りに入っていきます。
しかし、このパトカーそこに停まったまま動きません。
20秒くらい経っても全く動かない。
もしかして車幅が狭く進むことをためらっているのかと思い
窓を開けて覗き込み❝これだけ空いてれば通過できること❞を目視で確認。
どう考えても通ることはできます。
それからも一向に動く気配はありません。
このままだと後ろからくる後続車も止まってプチ渋滞が起きて表通りにも影響が出
ますし朝は車の交通量も多く危険です。
そんなことをしてる間にパトカーの後ろにも後続車がやってきて停止しました。
運転の苦手なお年寄りではないのですから、ここは速やかに移動してもらわないと
周りの車と歩行者に迷惑が掛かります。
さすがにこれは何とかしなくてはと、こちらから話しかけました。
「そこに用事で停車するんですか?この幅なら十分すれ違えますよ」と言ったら
「突然勢いよく車が入ってきて危険ですから侵入する時はスピードを緩めてください」
というんです。
勢いよく侵入したらすれ違いやすいように車を寄せる行為などできるはずもありません
し、曲がる時は当然スピードは緩みます。
まるで運転初心者が緊張しながら運転している状態、対向車のちょっとした動きでも
ビビりまくってるような状況の言葉に聞こえます。
そんなことを言うためにあれだけ時間がかかったんでしょうか?
常識で考えても不審な行動で不気味でさえありました。
よく見るととても若そうな警官が二人、対処の仕方も間が長いうえになにかしゃべり方
も初心者っぽくてたどたどしい。一瞬、❝本物の警官か?❞と疑ってしまうほど。
それでこちらも「車がいつ入ってくるかなんてわかりませんよね、タイミングなだけ
で」と言ったら返事なし続けて「そうですね、スピードには十分注意します」といった
らソローっと慎重に横を通り過ぎていきました。
その姿、どうみても教習所の仮免試験中の若いお兄さんと重なります。
❝やっぱ運転下手なんだ❞と確信した次第です。
しかし、車が急に入ってきてビックリしてどうしよう😫という状況でも
自分の行動を正当化しなければいけない警察官。
市民の模範にならなくてはいけませんしね!
まだ新米だとしても、あれはダメです。
こんなときはすれ違いざまに「運転下手なんでごめんなさいね~」
とかいってくれた方が愛嬌があって許せるのですが
そんなこと言えるわけないですよね立場上。
警官の皆さん、いつもご苦労様です。
朝からそんな「❓」なこともあり、❝今日は、何か起こりそう😱❞と予感がしたんですが
その後は、あらゆる問題もクリアして事は順調に進み夕方に取引先に打ち合わせに向か
い帰りの車内。信号で停車中にスマホのメールを確認しようとカバンの中を手探りして
も、いつものところに無い!カバンを覗き込んで探しても無い!
❝どこで最後に使ったっけ❞と記憶をフルスピードで巻き戻しピタッと一旦停止。
取引先の事務所のカウンターの端に置いた映像がヒット。
❝そういえば話の最中に会社から電話があってその後奥の部屋に移動して…❞
ちょっとしたタイミングで置き忘れちゃったんです。
仕方なくスマホを取りにUターン、時間はもう午後の5時40分過ぎ取引先までは
30分かかるし、しかもそちら方面は大渋滞!最悪だー。
でも頑張れば映画観れるかもと落ちていく夕日を浴びながらトボトボと渋滞に揉まれて
行くのでした。
…やっとここまで戻ったけど先はまだ長い
それから取引先に戻ったら、タイミングが良いのか悪いのか別の要件で話が始まり
今度こそ忘れないようにスマホをしっかり握りしめて会社に戻ったら7時30分。
誰もいない事務所に入り机の上を見ると何やらメモが置かれていて…。
『株式会社●●の△■さんから〇〇についての書類をメールで今日中に送ってほしい』
とのこと。
❝コレ、来週でいいよって言ってたよな~まだまとめてないし❞と電話で
確認すると❝電話くれてタイミングよかったコレコレこうでお願い助けて🤣❞
・・・・。
家に帰れたのは10時丁度。こんな時間まで仕事だったのは久しぶり。
朝からタイミングに振り回されて良かったのか悪かったのか
とても❝ジュウジツ❞した一日でした。
玄関を開けたらタイミングよく妻のいつもの笑顔と『お疲れ様今日映画観れなかっね』
の一言で迎えてくれたことが❝なにより❞でした。
『燃える闘魂』の炎もがとうとう消えてしまい
笑点で一番お調子者で気の利いたジョークが言える落語家も姿がみえなくなり
こうしてまた自分が生きてきた時代の象徴が消えていく事が
とても残念であると同時に、いつかは消えてしまうことに怖さを感じる年代になった
自分がいることに戸惑いを感じています。
ご冥福をお祈りします。
最後までお読みいただきありがとうございます。