映画館に行きたいのですが、コロナと家族の小言が怖くて、行けないのです。
見たい映画は軒並み公開日の延期を繰り返すし、期待している映画の予告編をYouTubeで何回見ればいいのだろうか。本番見る前に飽きちゃいそう!
この歯がゆい気持ちが、晴れるわけではないのだけれども、映画のコレクション(ほとんど中古でたたき売り状態の値段で買ったケチケチコレクション。だからといって何でもいいってわけじゃないからね!)の中から久しぶりに
【サロゲート】という映画を見ることにした。
BDの中古で560円だったかな?人気ないのね( ;∀;)
主演は、ブルース・ウィリス 監督はジョナサン・モストウ
この監督は、ウィル・スミス 主演の【ハンコック】や アーノルド・シュワルツェネッガー主演の【ターミネーター3】の監督でもある。そこそこ面白い映画監督だが
そこそこなのである。
この映画も、そこそこの近未来アクション映画である。
つっこみ所満載ではある。SF映画ってさ。つっこみ所なんて気にしてたら話が進まないんだよね。
話の背景の柱として、【近未来の世界中が究極のテレワーク状態】であること。
2代目トヨタプリウスが、走っている近未来。プリウスって長持ちなのね。
人類は一人一台、自分が操るアンドロイドを使って、社会生活を送っている。
ほぼ全てのアンドロイドは、若いスタイル抜群の美男美女だらけ、それを操っているのは、服はダラダラ、体はダボダボの親父とおばさんだらけ、人間は、一日中、寝転がって、アンドロイドを使って仕事をしているのだ。コミュニケーションもアンドロイドを通してだけで、相手の本当の年齢・顔・性別もわからないのである。
髭の生えた太ったオジサンのアンドロイドがスタイル抜群の絶世の美女だったりもする世界。ひや~ッ!
この映画の世界でも二極化が進んでいる。
アンドロイドで、本当の自分の姿を隠し、偽りの姿でしか生きられない人間(本当の姿は根暗で精神に多少障害を負っている。)と生身の体で貧困と暴力的な生活をしている人間である。どっちをとっても、同じような感じだが、そういったところがアメリカっぽい。荒んでる。
表面的なストーリーは、どうでもいいとして、この映画が言いたいところは、
『人と人のつながりは、人肌を感じながらでないと、正常に成り立たないものですよ。』
ということであると思う。そのあたりが、この映画の嫌いでないところである。
最近は、直接人に合わずに事を進める機会が多い、遠い人とは、ZoomやSkype
を使って会話、細かい要件はメールですまし、友達とはLINE等で文字と通話で会話。
コロナだから、仕方がないけれど、便利であることは間違いのない事ではある。
だけど、一番重要なのは、
【目の前の生身の人と、思いを交わすこと】
『わかっているよ』という方は多いと思いますが、これだけは、大事にしてほしいですね。そりゃ中には、会いたくない様な、【めんどう】な人は、いるかもしれませんけど、そういった場合は、なるべく理解してあげるか、会うのを避けてあげましょう。
でも、ひとつ懸念されるのは、5GによってVRの世界がどこまで進化するのか
なのですが、映画【レディ・プレイヤー1】ほどとは言いませんが
現実にメガネの様なVRゴーグルはできつつありますし、VRの空間で人とコミュニケーションをとることができる時代も、意外とすぐそこまで来ていますよね。
便利で楽しそうですけどね。
それでも最後は人肌・人のぬくもり これは大事だと思います。
VRが進化してぬくもりが伝わるような技術が生まれたらどうしよう。ありうるな。
貴重なお時間、お供いただき、ありがとうございます。