今週のお題「夢」
目が覚めた時には、観た夢は霧が晴れて行くようにすっかりと忘れている性質だ。しかし極まれに、年に一回あるかどうかの確率で目覚めても覚えている事がある。
私にとっては非常にレアな体験なので忘れないうちにスマホのメモに打ち込んでおくことにしている。
すぐに忘れる人間が珍しく覚えている夢は、強烈な印象に残るもののようでその内容はよく行くラーメン屋の「麺屋 しずる」の生ニンニクのような強烈で臭い立つようなホラー要素が含まれているのだ。
・・ホラーな絶品ラーメン、腹減った。
その日も夢から覚めて布団に寝転がったままスマホにメモをした、2021年11月の朝の夢。
気付くと背広を着たような身なりの長髪の男と体をほぐすマッサージ店が接骨院のようなのだが建物の外観はなぜか洋館の佇まい。そこに二人で向かっている場面から始まった。
男の長髪は手入れはしていない、太くチジれていて横を歩く私の顔にかぶってくるほど長くジャマだ。
病院のような洋館の椅子に座って、何かを待っている。すると階段下の右側の視界にここのスタッフであろう男女が、ぐったりとしている裸の若い男をズルズルと数人がかりで引きずりながら運んでいる、若い男の顔は青白く目はうつろな眼差しで宙を見ている。
それは遺体だった。
反射的に目をそむけたはずなのに、すでにその遺体と目が合ってしまって強制的に脳裏に焼き付いてしまった。さすが夢の世界、恐れるものをしっかりと受け止めてしまう😨
その後、何かはあったがそこの部分は残念なことに煙のごとくフワッと消えてしまった。
次がステーキハウス🥩に入っていく場面に切り替わった。
入口に入ると緩い登坂にいきなり店を建てたようで足元は登坂の地面だが、周りは壁に囲まれている、壁や天井にはフライパンやなべがつるされている、ここはステーキハウスの厨房らしい。
中央の鉄板の上で巨大な肉の塊がジュウジュウと音を立てながら焼かれている、しかし臭いはしてこない。目の前でこんがり焼かれているのに臭いはしない、夢の中では腹は空いて無いからだろうか?
巨大な肉の塊に目を奪われて気がつかなかったのか、手前には牛の頭があった。しかも下顎がない、下顎がある場所は高熱に熱せられた鉄板で、肉の塊同様ジュウジュウと肉汁が焼ける音を立てながらひたすら焼かれている。
よくみると牛の目は瞬きをしている、しかも恍惚の表情で自分が焼かれている音を両耳をピクピクさせながら聞いているようだ。
現実にこういうものを見たら卒倒しそうになるだろうが、夢の中では意外と冷静に牛の頭を眺めていた。
※後から思ったんですがこの牛、声も出せずにただひたすら焼かれて、多分永遠に焼かれていそうで、言いたいことを言えずにひたすら働いている世のサラリーマンのようだと感じました。
我ながらなんて気色悪い情景と得体のしれない雰囲気の夢を見たんだろう😰
それはなんとなく、映画「ザ・セル」の世界を彷彿とさせました。・・ちょっと大袈裟
そこを通ってその先は全面ガラス張りの明るい店内といった感じでちょっと高級そうな
レストランのような雰囲気。さっき通ってきたところは厨房の不気味な世界と華やかな店内のギャップがあり、「変だけど面白い」と思った。そしてそのレストラン?の向かって右側の壁沿いの席に座った。
いつのまにか隣に髪の長い、細身の女性が座っていて一緒に店に入ってきたようだ。
※もしかしたら最初の男が女に変わったのかもしれない。
その女性、誰か知っている人に似ている、でもどこかであったようで誰でも無い。
顔はよく見えないがあえていうなら転職前の会社にいた岡田さんのような感じか?
岡田さんのように自分の意見をどんどんいうタイプのようで、隣で何やらアレコレと
一方的に喋っているのだが、不思議と内容が全く理解できない。
もしかして言葉ではないような気もした。
なにかを聞いている最中にふと目の前を見るとテーブルの上にカレンダーのようなものを発見。
めくってみると漆黒のドレスをまとって胸をあらわにした女性が映った写真だ。
私は目のやり場に困っていたのだが、隣のその女性は、それを黙って平然とみていた。
そして私の方にゆっくりと顔を向けるとひとつ言葉を発した、それは私にとってとても
大切なこと。それは聞いた?瞬間に理解できた。
その時、目覚ましが鳴り現実に移行した。
夢の内容を覚えている時って目が覚めるってより移行するって感じですよね。
でもね、その女性が言った大切なことって理解したんだけど覚えてないんです。
目覚ましはスヌーズ機能ありますから、「今ならまだ間に合うかも😴」ともう一度続き
を見たいと寝てみたんですが、夢を見かけては目覚ましが鳴る、を繰り返すありさま。
2回繰り返して諦めました。
普段忘れてしまう夢ですが、メモにしておくと思いだすものなんですね。
読んでいると夢の映像が断片的に浮かんできたのは驚きの発見でした。
まだ夢のメモあるんです、同じようなホラー系ですが、こちらはまたひとつ、夢のメモ
が増えて、更に気が向いた頃に・・・ということで。
最後までお読みいただきありがとうございます。